地デジチューナーコントローラーDTVC-03
適合車種:3#系後期セルシオ
適合チューナー : パナソニックTU-DTX600
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Focusさんの提案により3#系後期セルシオメーカーオプションのマルチビジョン搭載車両を対象に
車両既存純正スイッチを使い後付けの地デジチューナー(パナソニック:TU-DTX600)をコント
ロールすることが出来る画期的なアイテムがbluebanana99さんが販売(2012年1月)されること
になり、先行モニターとしてこの製品と地デジチューナーを取り付けましたので報告いたします。
取り付けはC.S_Oさんと一緒に行い、プロのアドバイスに基づきながらそれぞれの機器やハーネス
取り回し等を行っていきました。なお取り付け方法はメーカー推奨の取り付け方法では行っており
ませんので参考にされる場合は保証対象外になるリスクを承知した上で行ってください。
取り付けレポート前に開発メーカーさんのご紹介
開発メーカーさんとセルシオ改良の部屋のコラボレーションで誕生したDTVC-03
地デジチューナーコントローラー以外にも色々なオリジナル製品を企画開発そして
販売されているメーカーさんで、こんなのあったらいいな〜的な製品が沢山ライン
ナップされているのにびっくり。みなさんも是非サイトご覧ください(^^)
_開発メーカー:さん
DTVC-03 購入ページ
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DTVC-03 取付け要領と取扱い説明書ページ
取り付けする部品
ここで紹介させていただくのはオプション仕様の取付け事例となります。
コントローラー DTVC-03(オプション仕様)
3#系セルシオ(後期専用)
ステアリングスイッチ、オーディオスイッチを
使用し各コントロールが可能
番組表およびデータ放送に対応
【基本機能】
・市販地デジチューナ パナソニックTU-DTX600を車両SWにてコントロール。
・TU-DTX600付属のリモコン操作も可能。
・DTVC-03取付時にはテレビキャンセル機能も実現。
・他社ハンドルSWコントローラとは違いVTRモード以外では各SWを操作しても
地デジチューナはコントロールしません。
・番組表からの番組選択、データ放送のコントロールにも対応。
上記充実の操作を実現し気分は純正コントロール!運転中の危険なリモコン操作から解放されます。
パナソニック TU-DTX600
DTVC-03はこのチューナーをターゲットに
開発されています。
同梱品:リモコン、フィルムアンテナ
電源線、赤外線受光部
RCAケーブルが付属していませんので別で
準備が必要となりますのでお忘れなく!
トランクに設置をお考えの方は、極力長い
コードを準備されることをオススメします。
DTVC-03取り付け準備:マルチビジョン取り外し
コントローラー本体を取り付けるためマルチビジョンを取り外します。
取り外しの過程を画像で紹介します。
センター下部のウッドトリムを外します。クリップ(右写真の青丸部分)で固定されているだけですが、深いクリップリムーバーでゆっくりとこじって浮かせてから手前に引けば外れます。
下から2段目のウッドトリムはネジ3ヶ所(赤丸部分)で固定されています、両端はいいのですがまん中部分のネジは落とすと拾うのが大変場所なので慎重に取り外します。
チェンジャー蓋の取り外しは両端にクリップリムーバーを差し込んで手前にこじって浮かせて外します。蓋を引っ張って外したくなりますがそれをすると壊れます。
ある程度浮かせたらスイッチのコネクターを外せば取り外し完了です。ウッド部分だけに壊すと部品代が高いので慎重に作業を進めていきました。
チェンジャー一体のデッキ部分の取り外しは下部の2本のボルト(赤丸2箇所)を外します。
デッキ裏に手を入れるようにして手前にこじます。デッキとマルチ下部(エアコンレジスター含む)は数カ所爪で固定されれいるので、始めて外す場合は少し硬いかもしれません。。
くれぐれも無理に外そうとせずにゆっくり慎重に作業する事が大事です
マルチの取り外しは、左右にあるエアコン操作スイッチの取り外しが大変なので、ダッシュボードに傷をつけないように養生して作業をしました。
赤丸部分の爪(上下)で固定されているのですが、マイナスドライバーをスイッチの隙間から入れてこの部分を押して手前に引きます。
マルチ左右にあるネジを外す時にネジが落ちないように磁石を付けて作業を行いました。
左右4本のネジを外してマルチ本体を手前にこじると簡単に外れてくれます。
ここまで辿り着くのが大変です。
DTVC-03取り付け
マルチ裏面にある26ピンコネクターにDTVC-03専用ハーネスを取り付けます。
コントローラーの純正ハーネスへの割り込まし作業は以上で終了。
あっと言う間に作業終了♪
※画像クリックで拡大表示されます。
本体はマルチ奥にあるGPSアンテナ横に設置
パナソニック TU-DTX600取り付け
地デジチューナーはトランク内に設置することにし、室内への配線通し作業もあるので、準備作業としてトランク内ばり、リアシート取り外しを行いました。
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トランク内ばり取り外しは容易に行えますが、リヤシート取り外しは何かと面倒です。
また取り外した部品を置く場所も結構必要となるので大変です。
本体取り付け前の下準備:ハーネス加工編
TU-DTX600をトランク内に設置するため、DTVC-03
付属の電源ハーネスからの枝割りではトランクまで配線
処理しないといけなくなるので、電源をトランク内から
あらたに取り出すためTU-DTX600付属の電源線を加工
以前取り付けたナビキャンハーネスからアースを含め全
てを枝割りし、廃品の純正カプラーを利用してカプラー
接続としてメンテナンス性を確保しました。
画像上側が加工したTU-DTX600付属電源ハーネス。
画像下側は同じく加工ナビキャンハーネス。
※画像クリック拡大表示します。
本体取り付け前の下準備:フィルムアンテナ貼付け編
フィルムアンテナ貼り付けはバックウインドウガラス交換も同時進行で作業を行ったので、ガラスを車両に取り付ける前の貼り易い状態で行いました。
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アンテナはチューナー付属のものを使用ガラス四角に貼り付けました。
ガラス単体状態なので熱線に沿わせて綺麗に貼ることが出来仕上がりに大満足♪
赤丸印部分がフィルムアンテナを貼り付けた場所、車両についている状態では内装が
付いている状態なので貼り付け困難が予想される箇所ばかり。
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最後にガラスを車両に貼り付けて作業終了。
こんなおバカな拘りを取り入れながら作業はどんどん進んでいきます。
上記の下準備が終わりチューナー本体取り付けに戻ります。
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TU-DTX600はトランク右側にあるラジオチューナー
下に取り付け、あと付けの配線(電源線/アンテナ線
/リモコン線)は全てコルゲートユーブで覆い純正風
配線処理にしました。
左上画像:TU-DTX600装着後
左上に延びる配線を純正風に処理
右上画像:本体装着中
左下が像:トランク内ばり装着後
TU-DTX600取り付けた形跡がなくスッキリ♪
リモコン受光部加工
大きくて不細工なリモコン受光部を加工し、見栄えと使い勝手の良い場所にインストール!
ここからリスクの伴う作業になってきますので慎重に作業を進めていきます。
お世辞にもかっこいいとは言えない受光部
これを分解し、受光部と取り出して見栄え
使用性の向上をはかります。
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本体をニッパで少しづつ切っていきます。
カバーを分解できたら右上画像の本体が出現。
そのから赤外線受光部を取り出します。
まるで弾丸摘出手術のよう(^^;
摘出手術が終わった本体は丁寧に再利用し
スポンジを巻いて純正風ブラックBOXに!
なかなかいいでしょ♪
さらに取り出した赤外線受光部の設置に作業は進みます。
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取り出した受光部を純正ちっくな場所でかつ操作性の
良い場所に設置したいと考え、マルチビジョン上部に
ある温度表示横の空きスペースに設置しました。
画像では簡単に設置したように見えますが、実際には
思った程空きスペースがなく液晶表示の端面を加工し
スペースを確保しての装着となりました。
C.S_Oさんの見事な加工にはいつも脱帽するばかり。
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左上画像マルチビジョン運転席側の赤丸部分に
ビルトンしていますが、誰も気がつく場所では
ありませんし、操作は画面に向かってリモコン
操作するので自然な動作になり、純正風な使い
勝手と見栄えの両立を果たしました。
マルチ裏面からは受光部のコードを出し、コネ
クタ−接続にすることによりメンテナンス性にも
優れた加工となりました(^^)
画像をクリックすると拡大表示されます
取り付け最終段階と確認作業
上記作業後にそれぞれの配線仮に繋いで動作確認しハーネス処理をきちんとして車両を元の状態に戻して
完成となりました。通常の取り付け方法でしたらここで紹介した加工無しに出来ますので作業時間的にも
早く済むと思います。
地デジチューナーTU-DTX600とチューナーコントローラーDTVC-03の動作確認を慎重に行い、同時に
チューナーの初期セットアップを行いました。初期セットアップはTU-DTX600の取り説に沿って行えば
OKですので難しい作業ではありません。またDTVC-03の動作確認は同じく同梱されている取り説を参照
しながら各ボタン操作をひとつづつ確認しこの作業を終了します。
下の画像はチューナーセットアップの画像をピックアップ掲載しています。
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映像信号入力は純正VTRアダプターから入力し
マルチ画面(ビデオモード)に出力しています。
ご存知のように30系純正設定のVTRアダプターは
ミニジャック接続になるので変換プラグを使用して
います。
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作業内容確認の為、DTVC-03の取り付けイメージ図を掲載します。
※取り付けイメージをクリックすると拡大表示されます
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DTVC-03 取付け要領と取扱い説明書ページ
以上で車両への取り付け作業は終了。
DTVC-03の純正スイッチに割当されている機能 ※取り説より抜粋掲載
※それぞれのイメージをクリックすると拡大表示されます
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上記のスイッチ割当機能は本当に使い勝手がよく、それぞれのボタン操作で動作する機能が非常によく考えられて作られていて使い勝手評価は★5つ機能美が『素晴らしい』
ただマルチ画面上にボタンが出現すると条件反射的に指でボタンをタッチしに行ってしまいそうになりますが、マルチ画面上からでは操作できません。逆に小さいマルチ画面で地デジコンテンツボタンをタッチパネルで操作するのは至難の業かもしれませんので個人的にはこの機能は不要かと思ったくらいです。
【実際の画像で簡単機能説明】
◆ハンドルSW
∧ プリセットchのUP
∨ プリセットchのDOWN
∧長押 番組表
∨長押 データ放送
※ハンドル左側のスイッチ
◆コントロールパネル スイッチ その1
chUP プリセットchのUP
DOWN プリセットchのDOWN
TUNEダイヤル
左回転 番組表、データ放送のカーソル左移動
右回転 番組表、データ放送のカーソル右移動
◆コントロールパネル スイッチ その2
TVボタン
ワンクリック :番組表・データ放送の決定
ダブルクリック:番組表・データ放送の戻る
※イメージ画像は国内仕様ではありません
リモコンは一切使用する事無く、地デジチューナの番組表、データ放送もコントロール出来
特にデータ放送コントロール時に、「戻る」が使えるのでより便利に使用できます。
◆コントロールパネル スイッチ その3
SEEK
UP :番組表、データ放送カーソル上移動
DOWN:番組表、データ放送カーソル下移動
◆リアアームレスト内 スイッチ
ch プリセットchのUP
∧ ∨ プリセットchのUP、DOWN
※後席センターアームレスト内にコントローラーが
ある車両のみ対象となります。
備考
お出掛けスキャン/お出掛け再スキャン以外の機能は、車両スイッチからほぼ全てコントロール可能。
※注意
各操作は純正スイッチを利用できるよう設計
されていますが、マルチ画面(タッチパネル)
からの操作やメニュー切り替えは出来ません。
※取り付け事例紹介 Focusさん
DTVC-03取り付けは純正マルチビジョン裏の26ピンコネクターに分岐アダプターを装着しますが
ここではマルチビジョンまでの分解手順は上記を参照してください。
作業ポイント
マルチビジョン裏にある26ピンコネクターに
分岐アダプターを装着、画像赤丸参照。
アダプターを装着した状態。
これでDTVC-03の取り付けは完了♪
本体から地デジチューナーの電源と
リモコンコントロール線、リモコン
受光部線を出します。
リモコン受光部Focusさんの取り付け例
ルームミラー裏に設置されています。
受光部はお好みの位置に取り付けください。
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パナソニック TU-DTX600 設置例
カーペット下には発泡材が貼付けてあり
その一部を削って場所を確保します。
TU-DTX600設置した状態
綺麗にビルトインされています♪
配線を全部付け作業を終了
DTVC-03からのリモコンコントロール線を
ここに繋ます。
●作業時間:バックウインドウガラス交換等も一緒に行ったため不明
●取付け難易度:ーーーーーー
●満足度:★★★★★
●コメント
後付け機能部品なのにそれらを感じさせない機能性は文句のつけようがない位の優れものですごく
気にいっています。製品開発をしてくださったbluebanana99さんには心より感謝申し上げます。
これから地デジチューナーの取り付けをお考えの方には機種選択の中に是非とも加えていただきた
いと思います。実際に使って前席、後席共に良くて思わずニヤニヤしてしまっています。
最後に取り付けに多大なご協力をいただきましたC.S_Oさんありがとうございました。
こちらの製品は2012年1月上旬に価格発表され2月上旬より発売開始されます。
詳しくは当サイトのDTVC-03のページをご覧ください。