20系 LS400 EUR LEDハイマウントストップランプ
バックウインドウの大きさに対して小さ過ぎる30系のハイマウントストップ、LED化したり
して少しでも見栄え良くと改良してきましたが、元々のハウジングの大きさを弄らないかぎり
見栄えの向上は無理と判断し、20系LS400のEUR仕様のハイマウントストップランプ(マニ
アックな純正LED仕様)を加工装着し見栄えの向上を計りました。
装着後のリヤビュー、あくまでも個人的な感想ですがバックウインドウガラスや
ボディー全体のとバランスが改善され、視覚的な安定感が増した様に思います。
※画像クリックで拡大表示されます
メルセデスベンツW140系Sクラス後期のような
デザインのハイマウントストップランプ、個人的
にはあまり好きになれないデザインで前型になる
20系LS400のハイマウントストップランプは単
体のデザインは以前からお気に入りでした。
いつものネットオークションを利用し、海外から
部品調達しての装着となりました。
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イギリスのオークションで待つこと数ヶ月でLED仕様のハイマウントストップランプが出てきました。
国内では2万円以上の価格で流通していますが海外では中古ですが2千円位と1/10の価格、送料は別途
掛かりますが、ついで買いをしておき同梱発送してもらえば4千円程で入手できた計算に♪
オークション様々です。ただ探していた黒内装のものではなくアイボリー用だったので、国内オークシ
ョンで黒内装用のものを落札に別途準備、2個1にして装着することになりました。
蛇足ですが20系では赤レンズ部分を含め透過赤色の樹脂で一体成型され、その後内装に合わせてハウジ
ング部分が塗装されています。50系センチュリーは形状は似ていますがハウジングとレンズは別部品で
構成されており、ハウジング部分は植毛塗装されていて20系のものより贅沢な仕上げになっています。
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国内仕様とEUR仕様の中身の比較
国内仕様:めっき風銀色塗装にバルブ、EUR仕様は樹脂素地(塗装無し)にLED
せっかくなので美味しいとこ取りして国内のハウジングを利用してLEDを取り付けることに(^^)
コストダウンと言われた20系も密かに金掛けている部分を見つけると嬉しくなります。
美味しいとこどりするにあたり、ハウジングも国内とEUR仕様では微妙にことなります。
それはLEDの基板を固定するための四角い穴がEUR仕様では空いているので加工することに。
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国内仕様には穴はありませんが穴のケガキ線があるのでミニルーターを使って穴を開けます。
地味な作業なんですが、こう言う作業って楽しいんですよね〜♪
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完成〜!
本物EUR仕様のLED基板を国内eR仕様のストップランプ
ハウジングに無事収めることができました
レンズ越しに見えるLEDのツブツブが良い感じ〜♪
車両への装着
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カプラーはそのまま使用できるので良いのですが、トレーボードの形状があまりにも異なるので
そのままでは装着できませんので裏面の当たる部分を削って対処、右画像のようにかなり削りま
したがそれでもまだ足りず、画像はありませんがかなりの部分を削っていきました。
またハウジング部分も数箇所トレーボードの形状に合わせて削って対処しました。
四苦八苦してなんとか装着
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簡単に装着出来ると思っていたのですが意外な程に加工しないといけなかったですがなんとか装着
左の30系ノーマル状態のものと20系の加工装着の違いをご覧ください。20系の方がしっくりきて
いるように私は思います。30系もコストダウン云々の話を聞いたことあるのでこの部分はキャリー
オーバーしてもよかったのではないかと思う部品ですが・・・・。
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点灯状態の比較、30系のものはLEDに改装済みなので少しは見栄えはよくなっていますがハウジング
部分以上に光らすことは物理的に無理なので視覚的に弱い感じ、変わって20系の方は発光面積も大きく
安全性も向上し見た目もワイド&ローな雰囲気が最高です(^^)
以上が装着編の終了。
でもココで終わってはmitsuaki流の加工が物足りない!ここからはお馬鹿な拘りをふんだんに取り入れた、
80年代後半〜90年代前半のトヨタのお金の掛かった仕上げを真似、mitsuaki流より純正風な仕上げに(^^)
前置きな長かったかな、簡単に言うといつものTOYOTA純正からTOYODA純正へ編です。
車両から取り外し、再び加工に入ります。
加工のポイントはハウジング上部にトレーボード表皮を貼っていきます。
と言う訳で部品取り?正しくは表皮取り用に同じ30後期のリヤトレーボ
ードを準備し表皮のみを剥ぎ取りそれを使うことに、トレーボードから
表皮剥ぎ取り作業は割愛させていただき次の作業工程をご紹介させていた
だきます。そう10セルシオ後期のハイマウントストップランプもそうで
あったようにトレーボードと同素材を纏うことによる一体感の選出です♪
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剥ぎ取った表皮裏面には糊が付着しているので、それを取り除く作業をします。始めはワイヤー
ブラシ等でチマチマと取っていましたが作業効率はとても悪くて気が遠くなる作業になりそうだ
ったのでモノは試しとベルサンダーで削ってみると、なんと綺麗に取り除くことがいとも簡単に
できました。これを発見してからの後の作業が楽しいこと、糊の除去作業と同時進行で表皮の厚
みも少し薄く立体的に貼り付けする時に少しでも伸びるようにしました。
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ベルトサンダー様のお陰で左上画像のように綺麗そして厚みも若干薄く仕上がりました。
準備ができたら右上画像のように両面テープを貼り付け次ぎの作業に備えます。
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コピー用紙等を使ってカットの型紙を作成し、それを元に表皮をカットしていきます。
カットする次点ですでに裏面には両面テープ処理してあります。
左上画像がカットした表皮、いい感じにカットできてるでしょ♪
次は右上画像のようにハウジングに張り込み作業をしていきます。作業時のポイントは
赤レンズ部分ギリギリに張り込む事です(^^)v
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始めの張り込み作業は簡単なんですが、回り込む部分になると色んな方向に引っ張っぱり
伸ばして内側に巻き込んでいきます。意外に難しかったのが前の細い部分の処理。
ハサミで切れ込みを入れ純正風に見えるように巻き込み処理して完成(^^)
右上画像のようにハウジング後部も良い感じに張り込み完了♪いい感じになりました。
張り込みはこれで完成、赤レンズの前はあえて張りません。ココが拘りポイント。
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拘りの仕上げ
最後に前部分にゴムを取り付けます。このゴムも当時のハイマウントストップランプより
取り外したものでトヨタ純正を使用し長さを合わせてカット、端面には表皮を小さく切り
違和感のない仕上げに、このゴムがバックウインドウガラスとの隙間埋めになります。
下に敷いた表皮との一体感もなかなかいいでしょ♪
※画像クリックで拡大表示されます。
TOYODA純正ハイマウントストップランプ完成!
渋すぎる〜!、ちょっとオーバークオリティー!思わず自画自讃(^^)v
※画像クリックで拡大表示されます。
最後に・・・
完成したストップランプをトレーボードに固定して作業終了
同素材を纏うことによって違和感なく溶け込んでいます。
あとガラスとの隙間の当てゴムの良い感じに馴染んでいます♪
ちなみに固定はマジックテープでしています(^^;
比較の為に・・・
こちらはそのまま置いたもの、機能になんら変わりはなくこれはこれで
良いのですが一体感の乏しさがセルシオには似合わないような感じ
ガラスとの隙間もなんだかな〜
●作業時間:ーーーーー
●取り付け&加工難易度:★★★★☆ ●満足度:★★★★★
●コメント
国内&輸出仕様、世代を超えた部品利用もありとっても拘り満載の部品となりました。
色んな部品を混ぜていますが違和感なく「こんな純正欲しいな〜」が完成しかなりの満足があります。