30後期 純正後席テレビヘッドレスト埋込み
ツインモニター化準備工事編


ネットオークションで新品が格安で出品されていたのと、部品取り用の後席テレビが
出品されていたので、それぞれ落札し以前より興味のあったヘッドレストモニターに
加工し、TOYODA純正ヘッドレストビルトイン後席テレビに仕上げてみました。　
ヘッドレストへのモニター埋込みは業者さんでして頂こうかと考えましたが、費用や
自分好みの仕上げにしたいのもあり、未知領域ですがヘッドレストモニター埋込み作
業にチャレンジしてみました。車両装着のヘッドレストを加工するのは勿体ないので
オークションで中古のヘッドレストを２セット(枕４個)入手して、はじめに試作品を
作ってから本番加工を行いました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

純正ヘッドレストの分解



ヘッドレストの分解ですが、下部の廻り込んで
いる固定フックをはずします。

　　　　　　アップにするとこんな感じのフックで
　　　　　　固定されています。

フックを外してから表皮部分を取り外しますが
これがヘッドレストにジャストフィットしてい
るので、スポンジ部分を押さえつけ小さくしな
がら片方から序所に浮かせて外していきます。
この作業は無理にすると革にシワがついたりし
ますので忍耐強くゆっくり行います。

ヘッドレスト加工



いよいよ未知の領域の加工に入ります。
この加工するにあたり、色々と情報収集して
一番最適と思われる加工方法を選択しました。
初めに後席テレビモニターを当てて外側寸法を
マーキングし、それより小さめにカット目安の
点線を記載しカット作業にとりかかります。

まず外側の点線部分にカッターを入れて、その
後内側を切れ目を付けていくのですが、この時
さいの目上に切り目を入れる事と、カッターの
刃を入れる深さをある程度均等にする事はポイ
ントになります。その答えは下段で・・・

さいの目状に切れ目を入れた部分を、ブロック
ごとに指で持ち上げてちぎっていきます。
写真を見て頂いてお分かりいただけるように、
綺麗にブロックごとにちぎてれくれます。
この作業意外とやみつきになります。

こんな感じでほぼ深さも均等で、くり抜き
する事ができます(^^)

全部抜き取ったらこんな感じになります。

後はモニターを合わせて深さや枠の大きさの
微調整を行います。
表皮は付いていませんが、良い感じ。

モニター埋込み準備



くり抜いたまだとモニター背面の当たる部分が
ガタガタになります。その対策として4mm厚
MDFボードをいれ、背面の壁を均一なものにし
ておきます。MDFボードはモニターの外枠に近
い寸法で数種類を購入店で機械カットしてもらい
その中で一番フィットしたものを入れ込みました。

モニター外側が当たる部分のスポンジは、外寸と
ほぼ同じになるように調整し、表皮をつけます。
表皮取付けは一旦MDFボードを外し、スポンジの
みで行いますが、くり抜きをしているお陰で取付
けは苦労すること無くすんなり完了しました。

表皮を取付けた後、カッターでX印を付けて穴を開け
モニターを入れてみて少しづつ調整して行きなます。
表皮加工が終了したら、MDFボードを取付けて作業
完了です。

ヘッドレストモニター完成


表皮を巻込むむようにモニターを埋め込んで完成♪
配線処理して、表皮の下にあるフックを固定して
終了です。
万一の事故の時を考えると危険ですが、ネジや糊
両面テープ等によるモニター固定はしていません。
結構しっかり入れ込んでいて、この状態で振って
みても脱落する事もありませんでした。

長いフリでしたが、上記までは試作品です(^^;

このあと２個同時進行で加工、最終完成型のヘッド
レストモニターを仕上げました。
ちなみにFパッケージは左右でヘッドレストシャフト
形状が異なります。写真右側が運転席、左側の短い
シャフトのFパッケージ専用になります。

仮合わせ

無事にTOYODA純正ヘッドレストモニターが完成しました。
車両に借り合わせして、思わずニンマリ・・・
後日車両への取付けとなります♪

●作業時間：２時間位

●取付け難易度：★★★★★

●満足度：★★★★★

●コメント
せっかく複数台入手した後席テレビをなんとか純正風に取付けしたくて、未知の領域に足を踏み入れて
みたのですが、事前準備や材料調達など、トータルで結構費用がかかってしまいましたが、厚みのある
純正後席モニターをヘッドレストにビルトインできて大感激です。
業者さんに依頼すれば数十倍綺麗に仕上がったと思うのですが、プロセスも楽しみたかったので無事に
完成して大満足です。トヨタ純正からTOYODA純正に変身はやめれそうにありません(^^)